50過ぎてもやめられない

   とうとう還暦。 そしてバスケにハマる日々。     1人残されたじじの介護も。 あと愚痴吐き毒吐き。

つんでれ??

また読んでいた「王子が愛したスパイ」

三木はつんでれですか??
でも「でれ」はないよねぇこの子
イマイチつんでれがわからない私です

でも「けだるげなキス」の作中で
病み上がりの出勤のあとに犬山の顔を見て
ホ…となる三木
これは「でれ」ですか??

「ブレックファースト・クラブ」では
常に犬山に対してつんけんしていた三木

でも5冊目
「ドア トゥ ドア」を読むと
最初から特別な感情があったと見受けられる三木
あ、特別だからこそのつんけんか…

高井戸あけみさんのどこがすごいかというと
このブレックファーストシリーズでも顕著だけど
さらりとメッセージ性があるところだと思ってる

犬山の新入生自己紹介書の
「日本の将来に望むこと」の欄に
差別のない社会と書かれていて
BL読者の方々は
きっとここの部分、スルーする人のほうが
多いんじゃないかと思うんだけど
こういう類の本であるからこその
とても強いメッセージとして受け取りました

全般的に高井戸さんの作品って
ゲイである必然性をちゃんと感じ取れるのです

多くのBLは
相手の性別が異性であっても通じてしまう
そんな中で同性であるゆえの
同性だからこそのエピソードを
本当に巧みに描かれる作家さんだと思っています